【荒川区】「天ぷら山の井」。熟練の技を味わう至福な時間。
荒川区で天ぷらと言えば「天ぷら山の井」をあげる方々が多いのではないでしょうか。新宿区荒木町から2010年に荒川区のこの地に開業しました。高い技術で揚げた天ぷらが下町価格で提供されています。2022年5月号の『散歩の達人 都電荒川線さんぽ』にも紹介された下町の名店です。
「天ぷら山の井」は都電荒川線熊野前停留場、もしくは舎人ライナー熊野前駅が最寄り駅です。都電荒川線町屋駅前方面に右側の線路沿いを歩くと130メートルの程の所にあります。
シンプルな白い暖簾が目印です。
今回はランチの時間に訪問しました。ランチメニューは以下の通りです。
・天ぷら定食 税込み1000円
・かき揚げ丼 税込み1000円
・上天ぷら定食(かき揚げ付き) 税込み1500円
上天ぷら定食を注文すると「ご飯は先にお持ちしますか。後にしますか。」と女将さんに聞かれました。シークワーサーサワーも注文したのでご飯は後にお願いしました。冷たいシークワーサーサワーとともに香の物とふりかけがのった小皿が置かれます。ふりかけは自家製で海老の殻をくだいたものなどで作ったそうです。白いご飯にこの自家製ふりかけだけでもご馳走です。
天ぷらは一点ずつ揚げ、カウンターの上のお皿に置かれます。最初は海老です。
大根おろしが入った汁か塩でいただきます。湯気が出るほどの高温で揚げられた天ぷらの衣はサクッと軽く、中の海老は柔らかくぷりっとしていて絶妙な美味しさです。
「天ぷら山の井」のご主人はお客様の食べるペースを見ながら揚げていきます。この日提供された天ぷらは9品でした。
天ぷらの最後はかき揚げです。海老や小柱、イカ、野菜などがぎっしりでボリュームがあります。なんとも贅沢なかき揚げです。ご主人にそのまま食べるか丼にするか聞かれました。丼にしてもらうことにしました。
丼にしてもらっている間に白身魚のうしお汁がきました。美味しい天ぷらを食べた後に頂くうしお汁はしみじみ美味しく、地元で美味しいものを食べられる幸せを感じました。
かき揚げ丼がきました。金が施された綺麗な蓋つきの器です。期待感が高まります!
タレがたっぷりかけられたかき揚げ丼です。七味を少し添えました。満足この上ない贅沢な美味しさです。タレのしみたご飯を一粒も残さず完食しました。丼ではなく白いご飯で食べる場合はご飯のお代わりは無料です。
「天ぷら山の井」の目の前に都電荒川線の線路があります。お店の中で電車の走る音が聞こえます。下町価格の贅沢な天ぷらに都電荒川線。荒川区は実に素敵な所です。ご馳走さまでした。
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