【荒川区】都電荒川線宮ノ前停留所散策。阿部定と紫陽花。
荒川区の尾久地区はかつて三業地として有名でした。三業地とは花街の事で料理屋、待合、置屋を総じて三業地と呼ぶようになりました。1913年(大正2年)三ノ輪山下と王子を結ぶ王子電車が開通しました。そして翌1914年(大正3年)碩運寺に「寺の湯」が開業しました。当時の住職が井戸を掘ったところ、ラジウムを含む鉱泉であることがわかり、その後温泉旅館が次々と出来ました。この西尾久2丁目で有名な阿部定事件は起こりました。
現在の尾久地区は静かな街です。都電荒川線小台停留場側にある割烹熱海に当時の名残を見ることができます。
こちらは地元の人々に八幡様と呼ばれている尾久八幡神社です。碩運寺からは都電荒川線線路の反対側にあります。徒歩3分弱です。
尾久八幡神社の季節ごとの御朱印は美しい色彩のものが多いので人気があります。
阿部定事件が起こったのは1936年(昭和11年)です。事件を知らない年代の方々も多いでしょう。荒川区立尾久図書館には阿部定事件の関する本があります。その他、荒川区に関する本が多くあります。
荒川区立図書館で読書をしたら宮前公園を散策するのも素敵です。紫陽花のピンクアナベルが可愛らしく咲き誇っています。
白いアナベルも清楚で可愛いですね。
こちらはカシワバアジサイです。
アジサイ以外にもバラやラベンダーなどが咲いていました。色とりどりの花々が大変美しいです。ただ、蜂も多かったので、小さいお子様は気をつけてくださいね。
散策に疲れたら荒川区立尾久図書館にある「ひぐらしベーカリー」で休憩できますよ。美味しいパンやスイーツがあります。今回ご紹介した碩運寺、尾久八幡神社、荒川区立尾久図書館、宮前公園はいずれも宮前停留場の近くです。軽い雨ならば散策しやすいです。6月の小さなお出かけにいかがでしょうか。
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