荒川区西日暮里にある創業77年の「北島商店」。長年地元の人々に愛された精肉店です。そして2004年アテネオリンピック、2008年北京オリンピックの水泳競技で金メダリストとなった北島康介さんの実家としても広く知られています。その「北島商店」はホームページにて2022年12月末日に閉店することを発表しました。地元の人々は大きくショックを受けたでしょう。親子3代に渡る食卓に「北島商店」は精肉を提供してきました。精肉以外にもメンチカツサンドなどが人気商品でした。

しかし、「北島商店」が2023年1月末まで営業するという話を聞きました。ホームページは2022年12時末日に閉店とされたままです。そこで1月20日に「北島商店」に向かいました。すると店は営業していました。

店の前にはメンチカツの看板が置かれています。筆者は店に入ることにしました。

店内には北島康介さんの写真やオリンピックの記念品が飾られています。当時、荒川区からオリンピック選手が輩出したと地元の人々は大変喜びました。特に水泳は人気の高い競技でした。

店内には質の良い肉が並んでいます。お店の方とのお話によると、閉店の変更はないそうです。おそらく1月末日には閉店するだろうとのことです。人気商品のメンチカツサンドはもう提供しないとも聞きしました。

店内にロースカツが揚がっていました。多くの荒川っ子が好物だった「北島商店」の大きなカツ。柔らかく肉厚のカツを購入しました。精肉も購入しようと思い、何がいいだろうと悩んでいると「ポークソテーはどう？」と気さくに優しく勧められました。スーパーマーケットが多くなりましたが、昭和の荒川区のお母さん達は店で会話しながら献立を決めたでしょう。懐かしい気持ちになり、心が和みます。

店内には真空パックになったベーコンやソーセージなど賞味期限が長いものもあります。いくつか購入して店をでました。美味しいお肉を食べる幸せを、長い間提供してくださりありがとうございました。

「北島商店」はこちら（2023年1月末日閉店予定）↓

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