【荒川区】荒川区は伝統工芸の街。日本橋三越本店にて開催された「第70回日本伝統工芸展」に入選した作品が素晴らしかったですよ!
「第7回日本伝統工芸展」が2023年9月13日(水)~25日(月)の期間、日本橋三越本店にて開催されました。日本工芸の技と技術が集結した公募展として有名です。
荒川区は古くからものつくりの街として知られ、卓越した技を持つ職人の方々が多くいます。号外NET【荒川区】では過去に荒川区の伝統工芸を紹介してきました。
そして、「第70回日本伝統工芸展」に荒川区の工芸作家が3名入選しました。その作品を見るために日本橋三越本店に向かいました。どのような素晴らしい作品に出会えるでしょうか。
日本橋三越本店本館7階の催事場が会場でした。大勢の人々が全国から「第70回伝統工芸展」を見に来ていました。美しい伝統工芸の作品が並び、皆、真剣に見ています。工芸作家がその技を駆使して作り上げた作品の数々に圧倒されます。
では、入選作品を見ていきましょう。こちらは木竹工部門に入選した武関翠篁氏の作品花籠「鷹匠」です。
「鷹匠」とは鷹を飼育・訓練し、鷹狩りに従うことを職とした人のことです。鷹狩りは古くは平安時代から行われていました。力強くすっきりとした黒のフォルムに朱のライン。大振りの枝物などを活けてみたくなる美しい花籠です。
同じく木竹工部門の島崎敏宏氏の入選作品「漆八足筆返し机」がSNSに投稿されていました。なお、日本工芸会の公式サイトでも島崎敏宏氏の入選作品が見れます。
日本工芸会公式サイト・島崎敏宏の作品一覧
こちらは日本工芸奨励賞を受賞した松本育祥氏の金工作品・朧銀盛器「式」です。
鋳金は金属工芸としての名称で、鋳型を作り、高温で溶解させた金属を鋳型に注ぎ込み、目的の形に固める技術です。天板に表れた景色は悠久の時を感じます。その景色の美しさにうっとりとしました。
「第70回日本伝統工芸展」は日本橋三越本店での開催は終了しましたが、この後全国を巡回します。詳細は日本工芸会の公式サイトをご覧ください。
日本工芸会公式サイト・「第70回日本伝統工芸展」スケジュール
(記事に使用した画像は許可を得て使用しています。)
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