【荒川区】諏方神社近くにある名もなきピロシキ店。皮から手作りする美味しさは知る人ぞ知る人気のお店。
西日暮里にある諏訪台通り。御殿坂から諏方神社へ向かう通りで、閑静な住宅街です。その一角に週末だけ販売するピロシキ店があると知り、ある週末に諏訪台通りに来ました。後、1分弱で諏方神社につく距離で看板が出ているのに気が付きました。
黒板に美味しそうなピロシキの写真が貼ってあります。この黒板の奥にお店があるのでしょうか。
住宅街のようですが進んでみましょう。
突き当りに先ほどと同じ黒板がありました。お店らしきものは見当たりませんが。
足元を見ると大きなベルがありました。購入する場合はこのベルを鳴らすと店主が家から出てきます。
メニューは3つです。じゃが☆ポテリング・ピロシキ・チーズです。筆者が訪れたのは13時頃でしたが、すでにじゃが☆ポテリングは品切れ、ピロシキもあと数個で終了でした。店主は皮から手づくりします。そのため、数多くは作れないそうです
手づくりの皮はふっくらと柔らかいです。機械ではこの柔らかさが出来ないそうです。やさしい美味しさに心が和みます。
現在は個人宅になっていますが、1995年頃(昭和30年代)は店主の祖母がロシア料理のお店を営業していたそうです。その祖母の娘さんの嫁ぎ先の義母がウクライナの方から教わったレシピのピロシキをお店に出していました。
当時は日本では馴染みのない食べ物でしたが、諏方神社の前にある太平洋美術学校(現 太平洋美術会)の生徒の方々が食べに来たそうです。きっと、ハイカラな食べ物の美味しさに舌鼓をうったことでしょう。
ピロシキとチーズをテイクアウトしました。レンジで30秒程温めると、皮の柔らかさが再現されて美味しく頂けました。こちらはピロシキです。
こちらはチーズです。
2025年2月の販売予定日のカレンダーがありました。赤い丸印が販売日です。ただし、風など天候が悪い時、店主の体調が悪いときはおやすみです。販売時間も目安として10時ごろから、品切れまでです。もし、名もなきピロシキ店の看板が出ていたら、店主が愛情を込めて作ったピロシキを食べてみてください。その美味しさに心が癒されるでしょう。
住所は開示されていません。諏方神社から御殿坂方面に1分程のところの民家で販売しています。
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