【荒川区】明暦元年(1655年)創建の日蓮宗の寺院「経王寺」。星弘道猊下が揮毫した「いのちに合掌」と書かれた美しい団扇。
日暮里駅から夕やけだんだん方面へ2分ほど歩きます。すると、繁る緑の奥に経王寺の山門が現れます。創建は明暦元年(1655年)の歴史がある寺院です。
遠くに日暮里駅前の高層ビルが見えますが、都会の喧騒とは無縁の静寂があります。日暮里、谷中は外国人ツーリストが多い地区です。通りすがりの人外国人ツーリストがふらりと経王寺に入ってきて、夏の深緑を楽しんでいる姿を見かけます。
鮮やかな緑の萩です。2024年8月中旬過ぎには見事に花咲くでしょう。
今回、経王寺に来た理由があります。こちらは経王寺が発信したXです。神奈川県本山妙純寺貫首星弘道猊下が揮毫した団扇を希望者に配布します、という内容です。
新たに作成した団扇をご希望の方に配布して居ります。 大小4種有ります。
「いのちに合掌」の書は日本芸術院会員(書)の星弘道(日龍)猊下(神奈川県本山妙純寺貫首)に揮毫いただいたをデータを活用させて頂きました。
お気軽に寺務所までお問い合わせ下さい。https://t.co/2mkZL57xzx pic.twitter.com/lZAlzBpcIz— 大黒山 経王寺@日暮里 (@DKyououji) July 27, 2024
Xには社務所に問い合わせてくださいと書いてあります。本殿向かって右側奥に社務所はあります。
あまりにも静かで人の気配を感じません。少し不安でしたが、呼び鈴を押しました。しばらくすると和尚様が出てきました。Xで見た団扇の件を話すと、「どの絵柄がいいですか。」と聞いてくださいました。
筆者が選んだのは蛍の絵柄です。竹で出来た上品な団扇を無料でくださいました。
団扇の裏面に星弘道猊下が揮毫した「いのちに合掌」というお言葉があります。尊さと重みが感じられます。日蓮宗ホームページに星弘道猊下のインタビュー記事があります。その思いを深く感じました。
日蓮宗ホームページ・命に合掌
暑い空気の中、団扇を仰ぎます。さわやかな風を感じ、「いのちに合掌」というお言葉を深く感じました。次は萩が満開になる頃、経王寺に来ようと思います。ありがとうございました。(団扇は数に限りがあるそうです。)
経王寺はこちら↓